マイケルアレフの ことばの認識は世界を変える |
4月26日(土) シリーズ46 知的生命体の理想 その1回目 I. 前置き 人間は 「言葉を持ち考える力がある]という意味で、知的生命体であると書いた。。 その考える力により、人類は文明を築き上げてきた。 科学の進歩は新しい情報を提供し、技術力を発展させ、人間の遺伝子と脳の働きを明らかにし、世界を大きく変えてきた。 人類が今直面している最大の問題の一つは、過去において情報が非常に少ない時期に人々が考えることにより作り上げてきた常識、価値観をそのまま受け継いていることにある。 数千年にわたり情報が少ない中で人々が考え、作り上げた価値観と、現在の膨大な情報量とその内容に基づく考えや価値観との間には、大きな違い、隔たりがある。 にもかかわらず、人々の認識は昔のままなのである。 良い/悪いという常識を含むほとんど全ての価値観と、想像により作られた天国、地獄、死後の世界などは、主に地球上の人間が作り上げてきたもので、それは地球上の人間社会だけに通用してきた考えである。 宇宙には人類が作った良い/悪いという価値観はない。それが適応されることはない。死後の世界はない。 宇宙に在るのは、在るがままという事実だけである。人間はそこから学ぶことができる。 在るがままという事実に調和した考えを持つことが、知的生命体全ての共通の目標であると考える。 人間が発見し、発明し、作り上げたと思ってきた個人の業績は人間の世界の中では、高く評価され、その人は偉い人間のように扱われてきた。しかし、その全ての元は人類以前からすでにあった。 具体的に言うと、 人類は、物質がエネルギーであることを発見し、原子力によるエネルギーを使うことができるようになった。現在、世界中で核融合により無限に思えるエネルギーを作り出す研究開発が行われている。 しかし、太陽は50億年も前から核融合によりエネルギーを放出し続けている。 銀河系には太陽のような恒星が2000億以上あるとされる。 物質が原子から作られていることを発見し、生命体が遺伝子から作られていることがわかり、その応用ができるようになっても、それは人類が知らなかっただけで、数十億年も前からあった。 その発見を人間の業績のように誇り、優越感に浸ることは、愚かさを示すことではないか? 人間に、人類に、それを誇り高ぶる理由はない。 これが在るがままという事実を認識することの意味である。 この事実を理解し認識できれば、人間の存在意味をより深く知り、理解し、人間の素晴らしさを認識することができる。それは人類の愚かさからの解放を意味することになる。 犯罪を無くすことも、戦争で争うこともなくすことができると考える。 ただし、今までに作られてきた人間の認識を修正することはできるか? という困難極まりない課題を克服しなければならない。 今回のシリーズ46 では、これまで考えてきたこの問題をさらにわかりやすく、 * 人間の世界と宇宙という大自然との違い、 * 人間の考えが、在るがままという自然界とどのように違うのか について説明を試みる。 シリーズ46 の内容予定 I. 前置き II. 人類の歩みを修正するために必要とされる認識 III. 古くからの価値観を捨て去る IV. 人間の理想の姿を考える つづく 次回の予定 5月4日(日) シリーズ46 知的生命体の理想 II. 人類の歩みを修正するために必要とされる認識 |
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人間の恐ろしさ 具体例 |
マイケル アレフ |