時代の変化は認識を変える

イエスの教えを見直す
マタイによる福音書等から
                  
天国
 敵を愛する
完全でありなさい 
体の灯火は眼
 命は食べ物にまさる
ソロモンとユリの花 
人を裁くな
豚に真珠
病気の原因
神とサタン(ヨブ記)


奇跡、認識の問題、未来








English Translation
Searching For the Truth
Simple Truths
マイケルアレフのことばの不思議な世界

真実を求めて 
神の真実の姿 その2.「イエスはなぜそう教えたのか

時代の変化は、人々の認識に変化を求める

5.時代の認識の違いから見えてくることの意味

イエスの教えは、ユダヤ人がそれまで信じてきたこととはかなり違う新しい考えが含まれていた。それは信仰において大きな変化をもたらした。変化が起きると今まで通りにはいかなくなり、分裂を経験する。理由は宗教、信仰に進歩はあり得ないからである。

ユダヤ教はキリスト教に分裂した。その後のキリスト教も分裂を繰り返し、たくさんの宗派に分かれた。どの宗教も分裂を繰り返すように見える。

より正しいことを求めると、今までの価値観に間違いを見つけ、新しい考えが生まれる。新しい考えは古い価値観にある間違いを明らかにする。宗教は間違いのないものであるはずだが、現実はそうではない。絶対間違えの無い真理はあり得ないので分裂、分派が生まれる。

今まで信じてきたことに変化が起きている。変化は必要である。人類が進歩することは、間違いを見つけ、変化し続けることであり、それは止めることができない。これは現実である。
それ故、現実を直視し、自分を変えていくことが人間としての在り方に思える。

人類は神、悪魔からの呪い、罰などという恐れや束縛から解放され、自由になることが必要であり、その自由を現実に即した人間のあるべき姿を追い求めることについやす方が賢明である。それはわからないものを信じることにより考えなくなるのではなく、現実を直視することを通して学習し続けることを意味する。

人は単に「皆がそうしているから、昔からの慣例だから」と考えずに追従するのではなく、自分で考え、自分で責任を持った生き方をする必要があることを示している。

「学習するとは、日ごろからバランスよく考え、脳が持っている反省する機能を活かすことにより、疑問を持ち、気付き、反省し、改善し、なぜかと理由を考え、答えを見出そうとすることであり、教訓を得、 自分の意思を持ち、意欲を作り、動機を得、持っている意識を向上させることである。

脳が持つ学習機能が人のあるべき姿を教えている。
自ら進んで反省し、自分の認識を変えていくことは、学習することの大切な一面である。」

人の幸せとは自分の存在に対する理解を持つことにある。
自分をだまし、ごまかし、わかろうとしない状態では、自分を理解していることにならない。
自分を知らず、理解せず、人間としての意義も考えず、ただ存在するだけであれば、人間としての意味はどこにあるのだろうか。

間違いから抜け出すためには、現実を直視すること、自分で考え、勇気をもって自分の認識を見直すことであり、間違いに気付いたなら、生き方を変えることが望まれる。ことばの認識は世界を変えるだけではなく、未来を変えることにつながる。

人類が望むなら、戦争を止め、協力し合い、地球を有効利用し、平和な生活さえ可能な時代になっている。そうできるのに、個人、属する社会、自国の利益を優先し、結果として昔と同じ間違えを繰り返している。そうしている間に、人類の歩みを修正する機会と時間を失っていく。

人類は間違いだらけの中にいる。その結果を人類は刈り取ることになる。
人類が生き残るためには、人間の社会が作られる目的、理由、あるべき基本的な姿、そこから考えられる人間の在り方、ルール作り、そして学習を通して責任を持ち、果たせるようにすることであると考える。  


マイケル アレフ



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