Simple Truths will correct the human beliefs by Michael Aleph |
![]() 神の国、天国について イエスの教えは神の国、天国が主要なテーマになっている。天国に宝を蓄え、永遠の命を得ることが大切だと教えた。 ユダヤの人々は昔から「天国とは神様の居られる場所」と教えられてきたので、その教えを受け入れることに問題はなかった。しかし、天国はどこにあるのかというと、今も同じかもしれないが、そのイメージは空の上、雲の上程度の認識しかなかった。神の国も神が居られる場所ではあっても、どこかと聞かれてもわからない場所であった。空のずっと上の方という程度にしか考えられなかった。つまり誰にも明確に答えることはできない、わからない場所であった。 創世記には天と地上を上り下りするみ使いの夢が描かれているので、空の上の方だと思っていた。創世記28:12 彼(ヤコブ)は夢を見始めた。見よ、地の上にははしごが立ててあり、その頂は天に達していた。そして、見よ、神のみ使いたちがそれを上ったり下ったりしているのであった。 当時は空の上をどこまで行けば天国かを知らなかった。はしごの頂が天に達していたというのは、肉眼では見えなくなるほどの空の上の意味である。当時の理解はそれで十分だった。 しかし、現代の理解では、空の上をどこまで行っても宇宙は無限の空間の広がりである。当時その理解はなかった。夜空には星が見えるが、昼は見えない。しかし、昼間でも全く同じ宇宙空間であり、昼でも星があることを知らなかった。空は宇宙に続いている。その宇宙は無限の広がりをみせている。どこまで行っても天国はないのである。 ![]() ![]() Simple Truths by Michael Aleph |