自分という人間は何故存在するのか

いつからかは分からない過去から、遺伝子は受け継がれ現在に至り、自分の存在がある。
今までに生まれた先祖すべての遺伝子を受け継いでいる。
自分の両親から遺伝子のそれぞれ半分を受け継いだ。
しかし、なぜ自分が存在しているかという答えはない。
自分だけではない。植物も、昆虫も、動物も、
そのもとになる物質一つとってみてもなぜ存在しているかという答えは無い。
前回、素朴な質問の中にそう書いた。

第3代アメリカ合衆国大統領であったトーマス・ジェファーソンは
「あなたは自分が誰か知りたいですか。では質問をせずに、行動しなさい。
行動があなたを描き、定義するのです。」ということばを残している。

自分は何かという答えは無いが、自分を自分で定義することはできる。
自分を決め、描くことができる。

答えが無いのは、個人も人類としても、自分で自分の歩む道を決めることができるように造られたためかもしれない。

もし生きるべき道が決まっていたなら、それから制限を受けることになる。
実は答えがないことが自由を与えているということもできるのかもしれない。

人間という枠を現時点では超えることはできないが、
未来においては、個人として、人類としても、
どのような生き方も可能であることを意味しているのかもしれない


マイケルアレフ 2017年9月