素朴な質問 物って何だろう、命とは何だろう、宇宙って何だろう 昔、人は自然にこうした疑問を持った。 今でも子供たちは、探求心おう盛で、いろいろなことに興味を持つ。「これ何かな」と不思議に思う。 人類はこの「何だろう」という質問に答えるために、数千年という時間を費やしてきた。 物質とは何かを研究してきた。 物質はすべて元素で創られている。すべて物質は原子でできていて、原子は原子核と中性子と電子、それぞれはクォークという素粒子からできている。 物質はすべてエネルギーである。 最新情報 Weblioより 素粒子とは 1 物質を構成する最小の単位で、それ以上細かく分けられないもの。物質を構成するクオークとレプトン、およびそれらの間に働く力を媒介するゲージ粒子、素粒子に重力を与えるヒッグス粒子が知られる。スピン量子数によって、フェルミ粒子(クオーク・レプトン)とボース粒子(ゲージ粒子・ヒッグス粒子)に分類される。 生命とは何かを研究してきた。 生命はそれぞれの遺伝子(分子言語でできたプログラム)からできていて、ゲノムという。 人間の場合はヒトゲノム。 宇宙と何かを研究してきた。 宇宙には2兆もの銀河があり、人類が所属する銀河系には2000〜4000億個の恒星があり、その一つの太陽系に地球が所属している。 これらの答えは初めの素朴な質問にうまく答えているように見える、が実はそうではない。 「何だろう」という質問は、構成要素のことだけ、広さのことを指しているのではない。 「どうしてここにあるのか」という問いでもある。なぜあるのかという問いである。存在理由である。 数千年の歴史をかけても人類はこの基本的な質問に対する答えを未だ得ていない。 答えは永遠にわからないのかもしれない。 人間は一つの原子さえ作れない。人間は一つの細胞さえ作れない。 宇宙は何故、何のためにあるのかもわからない。 人間とは何か。なんのために生きているのか。 人間だけではない。すべての生物の存在理由は分かっていない。 物質の存在理由もわかっていない。 すべての存在理由について、全くわかっていない。 言い換えるなら、何一つ分かっていない。 人は謙虚にこの事実を受け入れることが必要だ。 認識の多面性の中で次のように書いた。 信じるが故に、「絶対正しい」等という認識は間違っているし、あってはならない。 しかし、こう説明することはできる。 科学が発展していく中で、新たな発見と共に、また人間の持つ思考力の拡大と共に、 人の考えと認識は変わらざるを得ない。 それ故、人間の認識も価値観も変わっていくものであると理解する必要がある。 人類は進歩し続ける定めにあるということだ。 人間の持つ「ことばと知力」は、今後の認識、未来の認識を変えていく。 人間の考える力が新しい認識を創り出していく。 その力を人類の未来のために役立てることが人間の使命であると考える。 マイケルアレフ 2017年8月 その続き:最近、もしかしたらと、以下のように考えている。 以前から存在については、どう考えても存在する理由に答えがなく、永久にわからないのかもしれないと思っていた。 その通りなのかもしれないが、存在について「存在とは何か」と考えるのは、高度な知能を持つ生命体の存在があるからではないかと考えるようになった。 なぜなら、高度な知能を持つ生命体の存在がなければ、存在は無いことと同じになるように思えるからだ。 地球上に人間がいなければ、存在の意味は無いことになる。 このことが存在の意味、宇宙に高度な知能を持つ生命体が存在する理由であると考えられる。 現時点では、人類の存在が存在の意味である。 それは命の意味、宇宙の存在の意味を永遠に渡って追求するためと考える。 人間の脳細胞は有限であり、現実の世界は無限である。そこに、人間には答えがない、わかり得ない、という理由が存在する。 マイケル アレフ 2020年9月 |