補足: 人間が社会を構成し生きていく上で、約束を守ることが大切であることに間違いはありません。

約束は未来を創るために、守らなければならない人間として大切な決め事です。しかし、未来は人間だけのためにあるわけではありません。
人間の約束だけで作られているわけではありません。未来は未知なる世界で、絶対予知は人間には不可能です。
この世で亡くなった人の多くは、誰も自分が今日死ぬなんて考えてもいなかったことでしょう。未来はわからない。これが現実です。それでも人類の未来は約束の上に作られていきます。

人間の世界は大自然(あらゆる存在)の中のほんの一部に過ぎません。

大自然は何も約束していません。人間はそのほんの一部の働きを知り、応用するようになりました。そこに秩序があるからです。


人間は約束とルールを作ることにより、人間社会の秩序の構築と維持に努めてきました。しかし、その自然界に見られる秩序は、人間の知っている非常に限られた枠の中でのことです。未知の世界は無限に広がっています。


人間が約束を守ろうとしても、守れなくなってしまう事情はたくさんあります。予期せぬ事故に会う、巻き込まれる、忘れる、病気になる、死ぬことなども約束を守れなくなる理由になるでしょう。


約束は絶対ではありません。約束のために人がいるのではありません。
人のために未来のために約束があります。生きていくための人間の知恵です。

子供は約束し、それを破り、破られ、そこから学んで成長していきます。

何を約束するかは事前に考える大切な要素です。人間としての成長が関係しています。

皆の知力と協力でよりよい未来を創りましょう。


       ・・・・・    マイケル アレフ